“失敗しない!”マセラティ レヴァンテのバッテリー交換は? お得に交換する方法と手順を解説
2026.06.01
フェラーリ・ランボルギーニと並ぶイタリアの名門、マセラティ。その中でもレヴァンテは、マセラティ初のSUVとして登場し、スポーツカーの魂とラグジュアリーSUVの実用性を兼ね備えた一台として世界中のファンを魅了し続けています。
しかし、いざメンテナンスをしようと調べてみると、「純正品以外はディーラーに断られた」「バッテリーの型番が見つからない」「交換後のコーディングが必要と言われたがどこに頼めばいいかわからない」といった壁にぶつかり、マセラティ レヴァンテのバッテリー適合がわからないとお困りの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、バッテリーのプロが以下のポイントを詳しく解説します。
- ディーラーvsカー用品店vsDIY 交換費用のリアルな相場
- DIY派必見!自分で交換する際の手順と注意点
- 意外と知られていない、交換後の「リセット作業」の正体
この記事を読めば、レヴァンテのバッテリー交換に関する不安がすべて解消し、愛車をベストコンディションに保つ方法がわかります。
LEVANTE(M161)の純正バッテリーって?
レヴァンテの純正バッテリーは「マセラティ バッテリー適合表」と検索しても情報がなかったという方も多いのではないでしょうか?実はレヴァンテには [673005577] というバッテリーが純正品として主に新車搭載されています。その他にも[670037337]や[52230535]などの場合もあります。
レヴァンテのバッテリー適合サイズとしてはL5サイズ、種類としてはEFBのバッテリーとなります。このL5 EFBのバッテリーは新しい商品で対応できる商品がとても少ないのです。
マセラティ バッテリー

- 型番:673005577・670037337・52230535
- バッテリー性能値:12V 95Ah 800A(EN)
- 製造メーカー:VARTA(一部Moparブランドのものもあるが、こちらもVARTAのOEM品)
※ すべての車体がこのメーカー製のものとは限りません。
また最近ではギブリやクアトロポルテなどのバッテリーにもこの商品が使用されています。
ではこのバッテリーの交換費用を比較してみましょう。
レヴァンテのバッテリー交換費用は? ディーラーvsカー用品店vsDIYのリアルな相場
レヴァンテのバッテリー交換費用は、依頼先によって2倍以上の差が出ます。以下の表で依頼先ごとの費用感を確認してみてください。
| 依頼先 | バッテリー代 | 工賃 | 合計の目安 |
|---|---|---|---|
| 正規ディーラー | 7〜8万円 | 2万〜3万円 | 9万〜11万円 |
| カー用品店(オートバックスなど) | 4万〜5万円 | 5千〜1万円 | 5万〜6万円 |
| 自分で交換(DIY)/互換商品MOLL 82094 | 3.8万円 | 0円 | 3.8万円 |
ディーラーで交換する場合
メリット
- 品質が確かな純正品に交換できる
- バッテリーのリセット作業(アダプテーション作業)をしてもらえる
デメリット
- 費用が高額になる
カー用品店(オートバックスなど)で交換する場合
メリット
- バッテリー代・交換費用を抑えられる
デメリット
- バッテリーのリセット作業に対応していない場合がある
- 純正品と同等以上の品質基準でないバッテリーに交換される場合がある(韓国製など)
- レヴァンテのバッテリーは互換商品が少ないため、店舗では取扱いがない場合がある
自分で交換する場合(DIY)
メリット
- バッテリー代だけの費用に抑えられる
デメリット
- 約25kgのバッテリーの交換作業を自分で行う必要がある
DIY派必見!自分で交換する際の手順と注意点
レヴァンテのバッテリー交換はDIYでも可能です。ただし、メモリーバックアップの準備とリセット作業を忘れないことが重要です。
必要な工具と準備
必要な工具
- 新品のバッテリー(適合商品:MOLL 82094 EFB start-stop L5)
- 10mmソケットレンチ(端子の取り外し用)
- 13mmソケットレンチ(固定金具の取り外し用)
- メモリーバックアップ電源(OBD2接続タイプが便利)
- 保護手袋・保護メガネ
- +端子ケーブル用カバー(または絶縁が可能な素材のタオル等)
※ 車体(ボディアース)はすべて「−」となっているため、交換時に+端子のケーブルが車体に触れてショートすることを防ぐために使用します。
注意
メモリーバックアップは必ず用意してください。バックアップなしでバッテリーを外すと、時計・オーディオのプリセット・パワーウィンドウの設定などがリセットされます。最悪の場合、エラーコードが記録されてディーラーでの診断が必要になります。
バッテリーの搭載箇所

バッテリーはトランク内、フロアボードの下にあります。
交換の流れ
- エンジンを停止し、キーをイグニッションから外す
- メモリーバックアップ電源をOBD2ポートに接続する
- マイナス端子(−)を先に外す
- プラス端子(+)を外す(この時、プラス端子をカバーやタオルなどで絶縁状態にする)
- 固定金具を外し、古いバッテリーを取り出す(バッテリーカバーは再利用可)
- 新しいバッテリーをセットし、固定金具で固定する
- プラス端子(+)を先に接続する
- マイナス端子(−)を接続する
- メモリーバックアップ電源を外す
- エンジンをかけて動作確認する
外すときは「マイナスが先」、つけるときは「プラスが先」が鉄則です。順番を間違えるとショートの原因になるため、慎重に作業してください。端子のトルクは5〜7Nmが適正値です。
レヴァンテのバッテリー交換後に必要なリセット(アダプテーション/コーディング作業)
マセラティの車にはBMS(バッテリーマネジメントシステム)が搭載されています。車載コンピューターでバッテリーを搭載してからの期間や走行距離、バッテリーの状態などをモニタリング管理しています。
またバッテリーの種類(EFBやAGM)や容量なども登録データを基に、走行時の充電制御や回生制御を行っています。
リセットしないとどうなるのか
リセットをしないまま走り続けると、車は古いバッテリーのモニタリング情報のまま劣化状況に合わせた充電制御を続けます。その結果、以下のような不具合が起きる可能性があります。
- 充電電圧が適切に制御されず、新品バッテリーの寿命が縮む
- アイドリングストップが正常に機能しない
- バッテリー警告灯が消えない
せっかく新品に交換しても、登録しなければバッテリーの性能を最大限に活かせません。交換費用を抑えるためにDIYを選んでも、リセット作業だけは確実に行いましょう。
リセットの方法
マセラティのバッテリー登録には、主に3つの方法があります。
| 方法 | 費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| ディーラーに依頼 | 5,000〜10,000円 | 確実だが費用がかかる |
| OBD2診断機を使う | 機器代1万〜5万円 | Carly・BimmerCodeなどのアプリ対応 |
| 整備工場に依頼 | 3,000〜5,000円 | 輸入車対応の工場を選ぶ |
DIYでリセットまで完結させたい場合は、CarlyやBimmerCodeといったスマホアプリとOBD2アダプターの組み合わせが人気です。一度購入すれば次回以降も使えるため、長い目で見ればコスパのよい選択でしょう。
レヴァンテのバッテリー交換で失敗しないための選び方
レヴァンテに使われているバッテリーは、一般的な国産車用とは規格が異なるEN規格というヨーロッパ規格のバッテリーになります。またL5サイズという大型のもので、純正品と同等品の商品数も少ないです。間違ったバッテリーを選ぶとバッテリー上がりやトラブルの原因になるため、購入前にポイントを押さえておきましょう。
容量(Ah)とサイズの確認
バッテリーの容量(Ah)は現在搭載されているものと同等以上を選びましょう。容量を大きく下げると電装品への供給が不安定になりかねません。
レヴァンテにはアイドリングストップに加え、ブレーキング時のエネルギーをバッテリーに蓄える回生システムも搭載されています。これらのシステムが正常に機能することで、エンジン負荷が減り、マセラティらしい力強い走りと燃費効率の両立が可能になります。
そのため、容量や性能に余裕のある高品質なEFBバッテリーに交換することで、これらのシステムが最大限に機能し、より快適でパフォーマンスの高い走りが期待できます。特にハイブリッドモデルのレヴァンテには、エネルギー回収システムを活用するために充電受入性能の高いバッテリーへの交換がおすすめです。
またマセラティはスポーツカーとしての魅力もある車種ですので、エンジン始動に必要なCCA値が高いバッテリーを選ぶことも安定した走行に繋がります。
適合バッテリー
MOLL EFB 82094 12V 94Ah 860A が適合です。

→MOLL 82094 EFB start-stop L5 50532675 / 675008317 / 670037337をみる
交換作業後のリセット作業は必ず実行する
先述している通り、バッテリーの交換後はリセット作業をしてください。車種によってはコンピューターを接続しなくてもバッテリーがリセットされるものもありますが、「交換後に車を8時間放置する」「窓を開けた状態でドアを数回開け閉めする」など、その車種ごとに方法も変わります。
また交換後、数km走ることでバッテリーへの充電の受入具合の変化をコンピューターが感知して自動リセットするものもありますが、交換時からの時差が生じますし、いずれの方法も即効性がありません。
そのため、交換後にリセットが可能な整備工場でのリセット、またはOBD2ツールによるリセットを推奨します。
パソコンやスマートフォンがシステムアップデート後に電源が再起動するのと同じとイメージしていただけるとわかりやすいかと思います。
マセラティのバッテリー交換に関するよくある質問
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マセラティの純正バッテリーはどこのメーカー製?
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マセラティの純正バッテリーは、複数のメーカーがOEM供給していますが、その多くはVARTA社のドイツ製バッテリーが主流です。
VARTAはMercedes-Benzをはじめとする世界約7割のメーカーのOE実績があり、安定した生産技術と信頼性があります。社外品を選ぶ場合も、OEバッテリーと同じ品質基準・製造ラインで製造されているドイツ製のVARTAやMOLLなどのバッテリーを選ぶことを推奨します。
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レヴァンテのバッテリー交換時期はどのくらい?
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3〜5年が一般的な交換サイクルです。ただし、短距離走行が多い場合や夏場の高温環境で使う場合は、2〜3年で寿命を迎えることもあります。
日本では信号機付きの交差点が世界的に見ても多く、アイドリングストップの回数がとても多いです。またアイドリングストップを使用していなくても、回生システムや充電制御などを搭載する車にはシステム制御の頻度がブレーキの回数に比例するため、バッテリーへの負荷は大きくなります。
特にレヴァンテはスポーツカーとラグジュアリーを兼ね備えた最高級SUVのため、大きなエンジンを始動させると同時に数多くの電装品に電力供給を行います。そのためバッテリーへの負荷はかかりやすいです。エネルギー効率を良くする充放電サイクルの高さと、力強い走りを実現するための高CCAを両立した、高機能バッテリーへの交換を推奨します。
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L5 EFBの代わりにL5 AGMへ交換はできる?
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L5 EFBの代わりにL5 AGMへバッテリー交換は可能です。ただし、交換後にバッテリーの種類変更の設定(アダプテーション作業)が必要です。EFBとAGMは同じアイドリングストップ対応のバッテリーですが、バッテリーの性能特性が異なります。また車載コンピューターもその違いを認識しています。
そのため変更しないまま使用するとバッテリーへ負荷がかかり、過充電やバッテリーの早期劣化、最悪の場合、バッテリーモジュールの故障等に繋がります。またAGMはEFBと比較して、素材の観点から高額であるケースが多いです。せっかく高額なバッテリーに変更したのに、早くダメになるということになりますので、必ずディーラーなどで設定の変更を行って下さい。
ただAGMは充電が遅いためエネルギー回収効率がEFBと比較して悪いです。そのためあまりオススメはしません。
レヴァンテ(M161)のバッテリー交換まとめ
マセラティ レヴァンテ(M161)のバッテリー交換費用は、ディーラーで9万〜11万円、カー用品店で5万〜6万円、DIYなら約4万円が目安です。
費用を抑えるなら、ネット通販で適合バッテリーを購入し、コンピューター設定まで対応してくれるディーラーやカー用品店に持ち込んで交換するのがおすすめです。DIYでも可能ですが、少しでも安心して長くご利用いただくためには、専門業者での交換を推奨します。
交換時期は3〜5年が目安で、アイドリングストップが作動しなくなったら劣化のサインです。そしてマセラティでは、交換後のコーディング(BMS登録)を忘れないことが大切です。
バッテリー選びでは、バッテリー種類・適切な容量(Ah)・正しいサイズの3点を必ずチェックしましょう。
当社取扱いの適合商品「MOLL 82094 EFB start-stop」
- 安心のドイツ製で、純正品と同じ製造ライン・技術でバッテリーを製造
- 純正品より高いCCA値
- 純正品とほぼ同等の容量(Ah)
- MOLL製のバッテリーはドイツでもトップレベルの充電受入性能を誇るため、回生システムでも問題なし
- 欧州における品質基準で最高評価
- 純正品より2万円以上安く手に入る